このページでは毎日のように世間を騒がせている「ブラック企業」について、その特徴を退職代行サービスなどを交えながら触れてみたいと思います。
「ブラック企業」とは
「ブラック企業」という言葉をよく目にするようになりましたが、ブラック企業とはどういった企業なのでしょうか?
この企業はブラックなのか、グレーなのか、就活の際に判断出来かねる人も多くいますし、勤めている会社がブラック企業な気もするけれど自信はない、グレーだとは感じているが我慢しているという人も多くいます。つまり、それくらい、働き手にとって、その会社がブラックかグレーかは分かりにくいというのが現状です。
「ホワイト企業」なら分かります。
なぜホワイト企業なら当たり前に分かるのかというと、そこで働いている人の生活や精神に破綻を感じていないからです。健康だし、頑張っていれば未来に昇給している姿が想像出来ますし、だから肉体的にも精神的にも追い込まれていません。人は未来が明らかに暗いか、どうなるか全く想像出来ないとき、ものすごいストレスを感じます。ホワイトな環境というのは、そうさせないということです。
経営者の立場から考えると、企業は純利益を上げたい。役員報酬も下げたくない。会社や組織を作るのに手間がかかったのだから、当然です。
しかし、リーマンショック以降、それを考慮してもやりすぎな会社が増えました。
本来、守らなければならない法律や社会的ルールが守れず、会社内での自浄作用が働かず、第三者が止めたり勧告をしなくてはならない状態が、長く続いている組織。これがブラック企業です。
では、具体的なブラックの特徴をあげてみましょう。
- 人権に疎い、あるいは詳しいのに知らないふりをして、労働者の当然の権利を使わせない
- 有給を事実上無いことにする
- 休憩時間や、当然の権利の休日に、なるべく休ませないよう圧力をかける
- 昇給昇格されるべき社員に対して、人情に訴え昇給昇格をさせない
- 端から見ればこなせるわけがないノルマを常習的に課す
こういったことが当たり前になっていて、従業員が心身ともに擦り切れ果てている企業が、ブラック企業です。
日本人は人がいいので、グレーかブラックか自分で判断出来ない人が多いと言われています。さらに、ブラック企業は、ブラック度が増せば増す程、社員を洗脳状態にし、理不尽かどうかの判断を出来ないようにしていく傾向があります。
自分が勤めている会社は周囲とは何か違うと頻繁に感じるようになったら、最近よく耳にするようになった「退職代行サービス」や、労基署(労働基準監督署)または労働問題に強い弁護士に問い合わせて判断を仰いで見るのも良いでしょう。