総務の仕事とは
会社にはいろいろな部署があり、それぞれ担当した仕事をしていますが、それらの仕事の中でどこにも属さないと判断された仕事が回ってくる部署が総務であり、多種多様な仕事をおこなっています。
思いもよらぬ仕事が舞い込んでくることもあるために、いろいろな場面での適切な対応力が求められる部署であり創造力も必要になってきます。
総務の仕事を大きく分けると、企業における人、モノ、カネの人とモノに関わる仕事です。人の部分が企業によっては人事という部署がありそこが専門的におこなっているところもありますが、総務しかない企業の場合には総務が人事関係も担当します。社内に導入する機器の選定からネットワークの構築といった機材の管理をはじめ、付箋、クリップ、消しゴム等といった消耗品の在庫管理や発注管理も担当します。
一方で、社内の会議における議事録や対外的に契約を締結した際の契約書の管理をはじめとして、会社の重要書類の管理も担当します。企業によっては法務セクションを別途設置して重要書類の管理はそこで実施しているところもあります。
また、日常生活において電話を真っ先にとって取り次いだり、郵便物を各部署に配達したり、また荷物の発送を担当したりもします。
一方、人に関しては毎月の給与計算に始まり、賞与前に行われる評価査定の準備や運用、指導も行う会社もあります。そして、その場合は、当然そのための基礎部分としての出退勤管理、有給をはじめ休日の管理を行ったり、年末には年末調整のために書類を配布し回収し確認する作業したりすることになります。
人事セクションの有無・規模次第ですが、総務が次年度の新入社員採用のために企業説明会を開催したり、大手就職会社が主催する合同企業説明会に参加したり、勿論面接も学生との連絡も行うこともあります。
このように総務はひとつの仕事にこだわらず、オールラウンダーとしていろいろな仕事に携わることになります。そのため多くの知識が必要ですし、社員から質問を受けたりするケースも多いためにコミュニケーション能力も必要になります。
