税理士資格が必要な仕事、あると有利な仕事

税理士資格と仕事

税理士資格とは税理士として働くために必須の国家資格です。今回は、そんな税理士資格が必要な仕事、あると有利な仕事を見ていきましょう。

税理士資格を取得するのは難易度が高いですが、科目合格制なので、毎年一科目ずつ取得していくのが良いかと思われます。受験科目は5科目あり、簿記論、財務諸表論は必須科目で、他の科目は所得税、法人税、相続税、消費税、酒税、固定資産税、事業税などを合わせて3科目から選択しなければなりません。所得税と法人税は、どちらか一方を必ず選択しなければなりません。

税理士試験は、専門的知識が要求され、勉強する範囲も膨大となり、全科目を一度で取得するのはかなり厳しいのです。毎年、1科目ずつ取得しても、5年はかかる税理士資格なので、生半可な気持ちでは挫折してしまう人もたくさんいるのです。

税理士資格が必要な仕事には、各事業所から法人税や確定申告の業務を委託されることにあります。税理士資格のない者が、各事業所から申告を依頼されても、税務署に申告書を提出することは違反行為となります。会計事務所のように各事業所から申告を依頼されている職種ならOKということです。ちなみに個人事業主や中小企業の経営者が自分で税務申告することはかまいません。

税理士の資格を持っていると有利な仕事は、大手企業の経理などは、税理士資格があることで有利に働くのは言うまでもありません。給料においても資格手当がついたり、他の社員よりも少し多めにもらえたり、会社の経営陣のアドバイザーのような立場を与えてもらえることもあります。今の時代は、昔と違ってパソコンの普及により会計ソフトも充実していて、専門知識のない人でも税務申告が可能になってきているため、会計事務所の需要は減少しています。

景気も低迷しているので事業所の廃業や倒産などもあり、税理士資格をとり独立して、会計事務所を開業しても、思うように仕事がもらえない時代になってきています。今の時代では会計事務所は営業力も必要になってきているのです。企業に税務のアドバイザーとして信頼され、顧問契約を取るような形で伸びていくのが良いのではないでしょうか。

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