獣医の仕事とは?

獣医の仕事

獣医の仕事とは

獣医の仕事は人間以外の動物の健康を守る仕事といえます。

動物病院は犬や猫などのペットが中心で利用されるかもしれませんが、獣医が診察する動物は、犬や猫以外にも、実に様々です。ですから、獣医の資格を取得しても、どのような種類の動物を診察することになるかは、働き先で大きく異なってくるでしょう。

もちろん、動物病院を開業したり、そこで働くことになれば、犬や猫などのペットの診察が主になることでしょうが、ペットといっても、たくさんの種類があります。たとえば、インコなどの小鳥が診察に訪れることもありますし、うさぎやハムスターなどの小動物でも、家族同様に飼われているのであれば、病院を訪れることも多くあるでしょう。

また、動物園の場合には、普段にはあまりなじみがないような大型の動物や、珍しい種類の動物を扱うことになります。そのような場合には、飼育の方法だけでなく、治療の仕方にもあまり前例がないような場合もあり、手探りで治療を行う必要がある状況も出てくるかもしれません。

動物は、人間と異なり、愛情を感じていない人にとっては、物と同然に扱われてしまうことさえあります。しかし、家族の一員として一緒に暮らしていたり、動物園などの施設で、毎日お世話をし続けてきた場合には、動物と人間との間には、愛情や信頼関係が生まれるものです。獣医は、そのことを十分に理解したうえで、人間と同じような気持で動物の治療を行う必要があります。

しかし、人間の言葉を話さない動物の治療は、人間以上に大変な面もあります。ですから、知識だけでなく、毎日、動物の様子を観察することが大切です。また、動物とのコミュニケーションだけでなく、獣医の仕事で重要な点があります。それは、飼い主とのコミュニケーションです。獣医は動物相手の仕事ではありますが、やはり、そこには飼い主という人間との交流があります。動物の治療の際にも、飼い主や飼育員こそが、その動物の様子を一番身近に観察してきた存在ですから、それらの人たちの情報は、言葉を話さない動物を治療するうえでは、欠かすことができないものです。ですから、獣医の仕事では、動物だけでなく、飼い主との関係も良好に保つことができるような人間性が必要になってくるといえます。

また、親身になって動物を治療することで、自分の時間を確保することが難しくなってくるケースも獣医には少なくないので、自分の健康などの自己管理も必要です。

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