『会社都合』か『自己都合』は大きく違う
失業手当(失業給付)を早くもらうためには、退職理由を『会社都合』(特定受給資格者)にすることが一番確実な方法になります。
『会社都合』か『自己都合』か、この退職理由の違いによる失業給付の受給格差は大きく、出来ることなら『会社都合』にしたいと考えるものです。しかし、『自己都合』退職を『会社都合』に変えることは、会社にとって、助成金が受給できなくなったり、争いのリスクを抱えるという問題が出てきますので、普通は『自己都合』で手続きを進めることになります。
退職理由を『会社都合』にする方法
ただし、失業給付の申請時に『自己都合』で退職していたと考えていても、退職時の状況によっては、会社の事情で退職した『会社都合』に変えられる場合がありますので、以下の内容に合致する場合は『会社都合』で申請していきましょう。
『会社都合』に変えられる退職理由には、以下の7つの内容があります。
- 残業時間
- 給料の減額
- 業務内容の変更
- 嫌がらせ、セクハラ
- 転勤・出向などによる勤務地の変更
- 会社の不正や法令違反
- 給料の未払い
次ページでは、この7つの内容について詳しくみてみましょう。
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