西郷隆盛の名言集
古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、偉人たちの優れた言葉を「名言」として残してきました。
西郷隆盛(1828年1月23日〜1877年9月24日)は、薩摩藩の下級武士から身を起こし、幕末から明治初期に活躍した軍人・政治家として有名な人物です。何度も失脚するなど苦労を重ね、明治維新の立役者となった西郷隆盛だけに、重みのある名言を数多く残しています。
今回は、西郷隆盛の名言の中から、時を超えて現代においても、人生に様々な示唆を与えてくれる「名言」を独断と偏見で選んでみました。
- 児孫のために美田を買わず
人の財産に頼らないよう子孫には多くの財産を残してはいけない - 己を尽くして人を咎めず。我が誠の足らざるを常にたずぬるべし。我を愛する心を以って人を愛せ。自己を許すが如く人を許せ。人を責めるが如く自己を責めよ
人を責めてはならない。何事も自分の責任だと思うべきである。そして、自分に甘くなってはならない - 総じて人は己れに克つをもって成り、自ら愛するをもって敗るるぞ
自分に打ち勝つことの出来る人は成功し、自分に甘い人は失敗する - 功のあった人には禄を与えて、能力のある人には位を与えよ
手柄を立てた人には給料で報い、能力がある人間には地位を与えるべきである - 事に当たり、思慮の乏しきを憂うることなかれ
物事に当たる時、思慮が足りなくても心配することはない。行動するのが大切である - 事大小となく、正道を踏み至誠を推し、一事の詐謀を用うべからず
物事の大小を問わず、誠実に事にあたり、どんな時でも策を弄してはならない - 小人は己を利せんと欲し、君子は民を利せんと欲す。己を利する者は私、民を利する者は公なり。公なる者は栄え、私なる者は亡ぶ
つまらない人は自分の利益のことを考え、大人物は民の利益を考える。民の利益を考える者は栄えるが、私利私欲を考える者は滅びる - 急速は事を破り、寧耐は事を成す
物事を急ぐと失敗するが、 落ち着き耐えて待てば、成就する - およそ思慮は平生、黙座静思の際においてすべし
熟慮する時は、黙って座り静かに考えるべきである
西郷隆盛の名言
偉人たちの名言は、私たちが生きる上で多くの気づきを与えてくれます。偉人たちの名言を時には眺めて、人生を実り豊かなものにしていきたいものですね。