芸能リポーターの仕事とは
芸能リポーターの仕事として、記者会見への参加が基本になります。芸能人に厳しい質問を投げかけるのが仕事であり、昔から行われています。しかし、現在記者会見をやるのは限られたケースであり、芸能人が謝罪をしなくてはならないケースがほとんどです。婚約や結婚や離婚の場合では当たり前のように行われていた記者会見も、芸能リポーターとの関係を大事にする芸能人でない限りはホームページやFAXでの発表などにとどめるケースが多くなっています。
最近の芸能リポーターの仕事としては、インターネットなどでの取材、媒体の確認が主流です。芸能人がこんなことを言っていたというのは最近になってかなり広まっていますが、実際にそれを聞いてみてニュアンスから発言の真意をつかむというのも芸能リポーターの仕事です。また、インターネット上に寄せられた噂話やタレコミを元に取材をし、裏を取って週刊誌やスポーツ紙に書くというのも仕事の一つとなっています。そして、芸能ニュースがワイドショーで取り上げられる場合には自らが出演し、取材内容を語ったり解説をしたりすることになります。
仕事内容は時代の変遷とともに変わっているものはあるものの、芸能人との関係を大切にし、交流を重ねている芸能リポーターも多くいます。アイドルと仲良くしたり、俳優や女優、お笑い芸人との交流を深めて、本音の部分をテレビで紹介してほしいという視聴者もいます。そういう意味では、芸能リポーター個々に芸能人のパイプを持ち、そのパイプを生かして仕事をする部分は今も昔も変わりません。そして、何より視聴者の知りたいことを汲み取り、言葉にして芸能人にぶつけるということが芸能リポーターには求められています。
昔は、芸能リポーターは言いたくなかったり、失礼な質問しかしないから嫌いだと芸能人などから嫌われていることも多かったのですが、今は、ツイッターやインスタグラムなどのSNS、あるいはブログ経由で芸能人本人が芸能リポーターを介さず、ファンに対して直接自分の考えを発信していくようになってきています。
このようにインターネットの登場は、芸能リポーターの仕事を様変わりさせただけでなく、芸能リポーターの活躍の舞台も限られてくる状況を生んでいます。