弁護士資格と仕事
弁護士資格とは弁護士として働くために必須の国家資格です。今回は、そんな弁護士資格が必要な仕事、あると有利な仕事を見ていきましょう。
弁護士資格も持っていないとできない仕事はあまり多くはありません。第一に弁護士で、これは言わずもがなですが、その他に企業によっては法務部の採用資格として弁護士の資格をもっていることを条件としている企業もあります。しかし、一般的には弁護士資格を持っている人はその条件が厳しいため、弁護士資格を有する事を条件にしているところは少ないと言えるでしょう。
弁護士資格を取得する際には現在では法科大学校に入学して一定の成績を収めて卒業するか、若しくは認定試験を受けて法科大学校卒業と同等の知識が有ると認定されることが前提となります。その上で司法試験を受験し、合格することでその権利を得ることができます。しかし弁護士になるためにはこれで終わりではなく、各都道府県の弁護士会に登録し認定されて初めて弁護士として活動することができる様になるのです。
そのため、法律の勉強をして司法試験を目指している人は多く、実際に資格を持っているという人はその中のほんの少しの人ということが言えます。したがって、弁護士資格は持っていないけれど知識は豊富だという人も少なくないのです。
弁護士資格が必須ではないけれど持っていた方が有利な仕事と言うものはたくさんあります。例えば弁護士事務所では助手を募集する場合には弁護士資格を持っている人を優遇しますが、弁護士資格を持っていなくても一定の知識が有れば採用するといったところは多いものです。又、企業の法務部なども同様で、このような職場で実際に様々な案件をこなしながら勉強をし、司法試験の合格を目指している人も少なくありません。
弁護士資格は、持っていると個人で弁護士事務所を開業できたり、また裁判で弁護人を務めることができるほか様々な機会でその能力が発揮できる非常に有利な資格です。但し、個人で開業する以外の場所で必要不可欠と言われる仕事はあまりありません。そのスキルがあまりに高いため逆に待遇の面で敬遠される傾向もあるので注意が必要です。