社会保険労務士資格と仕事
社会保険労務士資格を取得するには、試験に受かる必要がありますが、一度試験に受かれば一生使える資格となります。もちろん、法律などの改正は頻繁にありますので、知識の更新は必要となります。
社会保険労務士資格があると、社会保険労務士事務所として独立開業することができます。
社会保険労務士の仕事は以下の三つになります。
- 行政機関への提出書類の作成、手続き代行、事務代理
- 事務所に備え付けが必要な義務付けられている帳簿書類を作成
- 企業の人事、労務管理や、企業・自営業者・個人の年金問題等に関するコンサルティング
社会保険労務士として、独立開業をして、多くの顧客を取り込むことができるようであれば、業容の拡大は見込める仕事で、多くの方が活躍されています。
また、最近は、年金問題が話題となっていますので、年金の仕組み、手続きについての問い合わせは数多くあります。また、企業に対しても年金問題はいろいろとありますので、アドバイスや説明会等を開いたりと需要は拡大しています。
ただし、この業界も競争はつきものですので、固定客を取り込むことは、人脈によることが大きいと思いますが、厳しいものがあります。社会保険労務士資格を取得したからといって、必ずしも独立開業しなければならないわけではありません。
一般の企業に勤務しながら社会保険労務士資格を生かすこともできます。勤務社会保険労務士となって、人事総務部門で社会保険労務士資格を生かして活躍することができます。社会保険労務士資格は、社内での人事異動や転職時には、非常に有利になる資格となります。企業によっては、社会保険労務士試験の受験費用を補助したり、資格取得した場合は、報奨金を出す場合もあるようです。
年金問題の他にも、解雇、労働条件の引き下げ、いじめやセクハラ、パワハラなど労働相談の件数は年々増加しており、このような職場のトラブル対応のために必要な人材として、社会保険労務士資格取得者の価値は今後ますます大きくなっていくことでしょう。
