幼稚園教諭の仕事とは
幼稚園教諭の仕事とは、実に幅広い内容です。
まず、第一に子どもたちの成長を見守りながら、様々な指導を行っていきます。
集団生活という中で規律を指導していきます。移動する時の並び方から、話の聞き方、時間を区切って行動することの指導、仲間たちとの関わり方などを生活をする中できちんと指導していきます。
まだ幼稚園に通っている子どもたちは、難しい言葉で説明をしても理解する事が出来ません。そのため、噛み砕いた言葉を使用し、子ども達が興味を引くような方法や話し方を工夫しながら、指導をしていくのです。なぜこうする必要があるのか、それをきちんと理解出来なければ子ども達は動いてはくれません。そこで、繰り返し意味を説明し、1人1人にきちんと理解させる事で集団生活を徐々に学ばせていくのです。
また、指導するだけが仕事ではありません。子ども達は自ら興味を持ち、自分なりのペースや方法で学んでいく事が出来ます。その為、過度に干渉したり、大人の考え方を押し付けるのではなく、時には見守る事で子ども達の成長をサポートしていく必要があります。
危険な事や、命に関わる事などはきちんと注意していかなければなりませんが、そうではない場合は、ある程度子ども達の自由な独創性や感受性を伸ばすためにも見守る姿勢が大切になってきます。
そして、何かを達成したり、新たに発見した時は一緒に喜び、褒めてあげます。子どもは自分の事をしっかり見ていてくれて、理解してくれていると感じるととても安心します。そして、どんどん自分の長所を伸ばしていく事が出来るのです。
また、子ども達だけではなく、その親のサポートをするのも幼稚園教諭の大切な仕事です。
子どもが幼稚園でどのように過ごし、どのような成長を遂げたのかをきちんと報告していきます。そうする事で親も安心する事ができ、幼稚園教諭と親の2つの大きな柱で子ども達の成長を見守っていく事が出来るのです。
それと合わせて、育児に悩んでいる親に対しては、話を聞き、アドバイスなどをしていきます。家庭での様子を聞いたり、子育てに関する親の不安や悩みを一緒に解決していく事で、子どもにとってより良い生活環境を整えていくのです。
このように幼稚園教諭の仕事は実に様々で、幅広く沢山の事に関わっていく仕事だと言えます。人間の成長に関わる仕事なので大変な部分もちろん多いですが、その分言葉にはし難いようなやりがいを感じる事が出来ます。そして、子ども達の成長を見守っていくという仕事はとても素晴らしい事であり、沢山の喜びを感じられる仕事でもあります。