動物検疫所の仕事とは
動物検疫所とは名前の通り動物検疫を行っている施設であり、そこで働く人たちは主に動物検疫に関する業務に携わっています。
そもそも動物検疫とは何かと言うと、世界各国で行われている検疫制度のひとつであり、海外からなどの動物の病気の侵入や流出を防ぐために動物そのものや動物の肉を使った肉製品や加工食品を対象として輸出入の際にチェックをする作業となっています。また食品以外にもペットの輸出入に関しても動物検疫を行う必要があるので、動物やその肉を取り扱っている業界では必須の仕事であるとされています。
では、そんな動物検疫所の仕事はどのようなものかと言うと、輸出入の入り口となっているそれぞれの空港や畜産物を取り扱っている施設などで検疫をすることが主な仕事となっています。
例えば、動物そのものに対しては、獣医師などを中心として臨床観察・細菌検査・血液検査などが実施されているほか、輸出入される動物たちのコンディションや状態などに関する検査やチェックが行われています。他にも、動物や食品の管理を担当する人たち同士でコミュニケーションや連携をとることも重要な仕事であるとされていて、そこから判明する異常や問題などもあるため病気の有無を早期発見するために念密なやり取りが行われています。
また、病気が発覚した場合はすぐに対象となる動物やその近辺にいた動物などを隔離して対処することも重要な仕事だとされていますが、実際に処分する仕事は別の期間の仕事となっているので動物検疫所サイドの仕事としては病気が発覚した場合は隔離と連絡が中心となっているようです。
このようなことから、動物検疫所の仕事としては、主に病気の有無を確認するための検査が中心となっているのですが、それ以外にも動物や食品の品質をチェックするためのやり取りやチェックも重要な仕事として行われています。そのため採用される職業も国家資格を取得しておく必要があり、ほかにも獣医師など多くの職業が携わっています。