測量士の仕事とは?

測量士の仕事とは

測量士の仕事は、一般の工事や公共工事、あるいは家などの建築物を建てる時の土地の広さの確定など、多岐にわたっています。

新しく工事が始まるときには、その場所の測量図面が必ず必要になってきます。その図面を基にしてダムやビル、橋や道路などの工作物が建てられていきます。その場所の面積はもちろんのこと、工作物をその場所に設置するときにどれぐらいの泥を削ればよいのか、あるいは持ってこなければならないのか測量士が測量を行った図面を基にして設計されていきます。

これらの工事が行われるのは、もともと平坦な土地ばかりとは限りません。中には急な山を切り開いて建てられるものもありますし、あるいは海の中に建てられるものもあります。たとえば高速道路などはほとんどが山を切り開き、そこにトンネルを通して通行できる区間が多くなっています。測量士の仕事は、これらの工作物ができる以前の急な山に分け入って、現状の山の形を図面に起こすために測量を行う仕事です。海に工作物が建てられるのならば、海の底がどういう形状になっているのか精密に、専門的な機械を使用して測量を行っていかなければなりません。

測量士の仕事は、工作物が建てられる未開の土地の測量が多く大変に体力が必要になってきます。時には崖から機械丸ごと滑り落ちてしまうことも、暑いさなかには山に生えている木を切り開いて分け入っていかなければなりません。時には蜂に刺されたり、マムシと遭遇することも少なくはありません。こうやって苦労して集めた現況の土地のデーターを集約して、図面に仕上げていきます。

その図面から設計士が最適な道路のルートや、建物が建設できる場所を選定していきます。測量士の仕事は工事のまず第一歩である、現状の測量を行うことから始まっていきます。また工事がすべて終わって道路の長さや、土地の広さなどを確定する測量の仕事も行います。最近は便利な機械も増えて距離や角度など一つの機械で測定できるものもできていますし、飛行機を利用して測量を行うこともあります。

測量士になるためには国家試験を受験するか、測量の専門学校を卒業して実務経験を積まなければなりません。測量士の資格の前段で測量士補という資格もあります。この資格も国家資格となっていて、高校生のころからこの資格の取得を目指している人たちも多くいます。測量士の仕事は未来に作られる工作物の場所を確定したり、どんな大きさにするのかなどを確定するために絶対に必要な仕事になっています。

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